gomami15sai’s diary

記録及び雑記

オーズ観ました

小林靖子脚本なので見ました。電王とかシンケンジャーの人です。

 

面白い!味方のキャラが良すぎますねこれは…映司アンクは言わずもがな、謎の怪力を持つ比奈ちゃん、クールで自分に素直になれない後藤さん、逆に自分に正直な伊達さん…。

今作は「欲望」がテーマで、敵も味方も欲望で動きます。ここで大事なのは欲望をもつ=悪いことではないことです。洋服のデザイナーになりたい、世界を救いたい、お腹いっぱいになりたい、有名人になりたい…ありふれたものばかりですが行きすぎた欲望は誰にとってもいけないことです。そんななかでも目立つのが「正義の味方になりたい」です。みんながなりたいものに自分だけがなれる。ただその方法がみんなが迷惑になることをしているやつをボコボコにするという自分しか満たされないやり方です。このように、欲望そのものではなく行きすぎた欲望を悪だと表現しています。ただ、この行きすぎた欲望は主人公である映司も持っています。今作はその映司が普通とは違う、なにかおかしいところがどんどん出てくるのも見所です。

また、0だった映司がまた1からスタートする話でもあります。ずっと欲望がない、なにものにも冷めたところがあるなどいわゆる人間らしさがない映司が、唯一もっていた欲望を最初に変身した時点で叶えていたというのも皮肉な話です。唯一が達成された誰しも空っぽになります。ただ、その欲望がエスカレートし、終盤には欲望の塊であるグリードになりかけます。これは夢を否定するヤミーからの攻撃を受けたときもその兆候が見られます(ビビったヤミーが思わず攻撃をやめるくらい)。そこでならずにすんだのが、ビジネスパートナーのような関係だったアンクです。だからこそ最終回の自分の全てを映司に託したアンクに感動するわけです。

あとアンクのスタイルが良すぎる。背が高い、足が長い、小顔…なんだこいつ。

単純に面白いので皆さんもどうぞ。

 

今はアマゾンズ見てます。まだ序盤ですがすでに黒い靖子が見えてます。